バイオレンス
「バイオレンスを題材にした作品が多い」などのように使う「バイオレンス」という言葉。
英語では「violence」と表記します。
「バイオレンス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「バイオレンス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
バイオレンスの意味
「バイオレンス」には次の二つの意味があります。
1 激しさ。強烈さ。
2 暴力。暴行。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
バイオレンスの意味①「激しさ。強烈さ。」
「バイオレンス」の一つ目の意味は「激しさ。強烈さ。」です。
勢いが大変強いことや、度を過ぎていることを表しています。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・なかなかバイオレンスな組み合わせだな。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 5-5121小隊 episode TWO』)
・そのルヴィア嬢と知り合ったコトで、遠坂のバイオレンス値が大幅にあがったようだ。
(出典:奈須きのこ『Fate/hollow ataraxia 本編のみ ver1.00ルビあり』)
・精神医学的な理論とバイオレンスな感性を融合した作品である。
・当初はキャッチコピーのとおりハードかつバイオレンスな作風であったが、途中からは脇役をメインとしたコミカルなエピソードも増えていく。
類語
・暴状(ぼうじょう)
意味:無法で乱暴なありさま。(出典:デジタル大辞泉)
・強烈(きょうれつ)
意味:力・作用・刺激が強く激しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・暴悪(ぼうあく)
意味:乱暴で道理を無視していること。 また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・狂暴(きょうぼう)
意味:狂ったようにあばれること。また 、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
バイオレンスの意味②「暴力。暴行。」
「バイオレンス」の二つ目の意味は「暴力。暴行。」です。
乱暴な力やその行為を表しています。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これを機会にバイオレンスやポルノの規制を厳しくするべきだという声。
(出典:宮部みゆき『模倣犯-下』)
・この前のバイオレンスの続きを、今夜こそ広い公園で繰り広げてやるのだ。
(出典:滝本竜彦『NHKにようこそ!』)
・前述したように、この本の中には、オカルトもバイオレンスもない。
(出典:夢枕獏『風果つる街』)
・バイオレンス そして最後に俺と山崎は、六畳一間で格闘することにした。
(出典:滝本竜彦『NHKにようこそ!』)
類語
・暴力(ぼうりょく)
意味:乱暴な力・行為。不当に使う腕力。(出典:デジタル大辞泉)
・乱暴(らんぼう)
意味:道理を無視して、荒々しい振る舞いをすること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・暴挙(ぼうきょ)
意味:乱暴な振る舞い。不法な行動。無謀な企て 。(出典:デジタル大辞泉)
・ゲバルト
意味:主に学生運動で、暴力的 手段をもってする闘争。ゲバ。(出典:デジタル大辞泉)