ノスタルジック
「ノスタルジックな夜」などのように使う「ノスタルジック」という言葉。
英語では「nostalgic」と表記します。
「ノスタルジック」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ノスタルジック」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ノスタルジックの意味
「ノスタルジック」には次の意味があります。
・郷愁を感じるさま。また、感じさせるさま。(出典:デジタル大辞泉)
「ノスタルジック」を分かりやすく言うと「どこか懐かしく感じる、心惹かれるものがある」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ある意味でノスタルジックな世界が、まだアジアにはあるんですね。
(出典:原山建『郎 小泉首相が注目した「米百俵」の精神』)
・わたしが操縦するから、もう一度だけみんなでノスタルジックな観光旅行をしてみないか、とな。
(出典:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』)
・二十代の連中がノスタルジックになっている。
(出典:小林信彦『神野推理氏の華麗な冒険』)
・青いその瓶の色が、僕をノスタルジックな気分にした。
(出典:伊藤たかみ『指輪をはめたい』)
・べつにノスタルジックな懐旧の情に浸りたいと思ったわけではない。
(出典:玉木正之『不思議の国の野球 チェンジアップを16球』)
類語
・ノスタルジア
意味:遠く離れた異郷にいて、故郷を懐かしく思う気持。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・郷愁(きょうしゅう)
意味:他郷にあって故郷を懐かしく思う気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・郷夢(きょうむ)
意味:他郷にあって、故郷の夢を見ること。また、その夢。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・懐古(かいこ)
意味:昔のことをなつかしく思うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・里心(さとごころ)
意味:実家や自宅をなつかしく思う心。また、郷里を恋しく思う気持。(出典:精選版 日本国語大辞典)