ニット
「ふわふわのニット」などのように使う「ニット」という言葉。
英語では「knit」と表記します。
「ニット」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ニット」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ニットの意味
「ニット」には次の意味があります。
・編んでつくった服や生地。手編みと機械編みがある。(出典:精選版 日本国語大辞典)
編んだ布地や服のことです。
日本ではニットと言うと、特にセーターを指すことが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・質のいいものだけれど派手には見えないニットのワンピースを着ていた。
(出典:喜多嶋隆『プールサイドで踊ろう』)
・黒いニットの帽子を目の少し上ぐらいまで深くかぶっている。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
・私が訪ねて行った夜も、白いニットに長いデニムのスカートをはいていたのです。
(出典:林真理子『初夜』)
・何枚かの写真を見たけれど、彼女はニット物が好きだったようだ。
(出典:群ようこ『贅沢貧乏のマリア』)
・クリーニングに出していたニットは、真っ白な状態で戻ってきた。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 13 “文学少女”と恋する挿話集3』)
類語
・編物(あみもの)
意味:糸状の素材を用いてループ状にし、そのループを連続しながら一つの形をつくりあげること、およびその製品をいう。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・ツイード
意味:もと、スコットランドとイングランドの国境を流れるツイード川河畔で、チェビオットcheviot羊毛からつくられた2―2斜文組織の毛織物。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・ファブリック
意味:生地や織物のこと。インテリアの世界では、生地や織物の総称から少し広い意味で用いられることが多く、カーテンやテーブルクロス、椅子やソファの張り布地、クッション、ベッドカバーなど、布を使ったものを全般にさす。(出典:リフォーム用語集)
・ジャージー
意味:(イギリス海峡のジャージー島の漁夫用衣料に用いられていたことによる) メリヤス地の総称。毛、綿、絹、化繊などの糸を用いて編み、縮絨仕上げをほどこしたもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・レース編み(レースあみ)
意味:レース糸と鉤針かぎばり・ボビンなどの用具を用いてレースを編むこと。また、その技法。(出典:デジタル大辞泉)