トランプ
「トランプで遊ぶ」などのように使う「トランプ」という言葉。
英語では「trump」と表記します。
「トランプ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「トランプ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
トランプの意味
「トランプ」には次の意味があります。
・クラブ・ダイヤ・ハート・スペード各一三枚とジョーカーからなるゲーム用のカード。また、それを使って行うゲーム。いろいろな遊び方がある。(出典:大辞林 第三版)
トランプは本来、「切り札」を意味する言葉ですが、日本では「ゲーム」や「ゲーム用のカード」を意味することが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ガラスにはトランプのマークのような模様があって、中は見えなかった。
(出典:池澤夏樹『キップをなくして』)
・トランプをしに行くにはもう遅いし、この町にはレストランもなかった。
(出典:チェーホフ/小笠原豊樹訳『チェーホフ短編集「決闘」』)
・それから俺と初音ちゃんは、俺の部屋でトランプをして遊ぶことにした。
(出典:高橋龍也『痕 ―きずあと―』)
・それはあきらかにそこに並んでいるトランプとおなじ種類のカードである。
(出典:横溝正史『金田一耕助ファイル16 悪魔の百唇譜 v0.9』)
・いずれにしても僕は自分の手にあるトランプを君に示す方がいいと思う。
(出典:浜尾四郎『殺人鬼』)
類語
・カードゲーム
意味:カードを使って行う遊びの総称。トランプや花札、トレーディングカードゲームなど。(出典:デジタル大辞泉)
・加留多(かるた)
意味:遊戯・博打ばくちに使う札。また、それを使ってする遊び。長方形の小さい厚紙に、絵や言葉が書いてあり、何枚かで一組になっている。歌ガルタ(百人一首)・いろはガルタ・花ガルタ(花札)・トランプなどの種類がある。(出典:)
・花札(はなふだ)
意味:日本の伝統的カードゲームのこと。一組48枚に、12ヶ月折々の花が4枚ずつに書き込まれている。48枚の由来は、一組48枚だった当事のポルトガルから伝わったトランプの名残。二人で遊ぶ「こいこい」、二人以上で遊ぶ「花合わせ」、という遊び方が一般的。(出典:占い用語集)
・歌がるた(うたがるた)
意味: (カルタはcarta) カルタの一種。二組の札からなり、一方には和歌の上の句または上下を書き、一方には下の句だけを書いたもの。また、その遊び。下の句を書いたものを競技者の間にまき散らし、一人が上の句を読み、競技者がそれに続く下の句の札を取る。ついまつ。(出典:)
・百人一首(ひゃくにんいっしゅ)
意味:100人の歌人の歌を1首ずつ選んで集めたもの。藤原定家の撰といわれる「小倉百人一首」が歌ガルタとしてよく用いられている。また、それに倣った種々のものがある。ひゃくにんしゅ。ひゃくにんし。(出典:デジタル大辞泉)