デリカシー
「デリカシーがない人」などのように使う「デリカシー」という言葉。
「デリカシー」は、英語で「delicacy」と表記します。
「デリカシー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「デリカシー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
デリカシーの意味
「デリカシー」には次の意味があります。
・感情、心配りなどの繊細さ。微妙さ。(出典:デジタル大辞泉)
無神経であったり、配慮のない言動を「デリカシーがない」といいます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ああいやだいやだ、こんなデリカシーのない女は本当にいやだ!
(出典:竹宮ゆゆこ『わたしたちの田村くん 第02巻』)
・デリカシーのある男性なら、そんなことは面とむかって口にしないものだ。
(出典:橘香いくの『ブランデージの魔法の城1 魔王子さまの嫁取りの話』)
・クラフトの性格でもっとも強い特徴の一つはデリカシーであった。
(出典:ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(上)』)
・質問の一つ一つにも、相手の立場や心情を考慮したデリカシーが行き届いている。
(出典:森村誠一『日本アルプス殺人事件』)
・人生には天衣無縫であり、かつ日常ではデリカシーを発揮する。
(出典:松平維秋『松平維秋の仕事』)
類語
・配慮(はいりょ)
意味:心をくばること。心づかい。(出典:デジタル大辞泉)
・モラル
意味:道徳。倫理。また、人生・社会に対する精神的態度。 (出典:大辞林 第三版)
・気遣い(きづかい)
意味:気をつかうこと。心づかい。配慮。 (出典:大辞林 第三版)
・繊細(せんさい)
意味:感情などがこまやかなこと。また、そのさま。デリケート。(出典:デジタル大辞泉)
・心配り(こころくばり)
意味:気をつかうこと。気づかい。心づかい。配慮。 (出典:大辞林 第三版)