デッキシューズ
「デッキシューズを履く」などのように使う「デッキシューズ」という言葉。
英語では「deck shoes」と表記します。
「デッキシューズ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「デッキシューズ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
デッキシューズの意味
「デッキシューズ」には次の意味があります。
・スニーカーの一。本来はヨットの甲板などで履く、底に滑り止めをした防水靴。(出典:デジタル大辞泉)
ボートシューズとも呼ばれます。船の甲板で履くことを想定し、ソールと床の間の水をうまく排出させることで、滑りづらくなるように設計されています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・二十数年前には信じられない長髪で、ヨットのデッキシューズのような靴を素足ではいていたからであった。
(出典:森瑤子『ある日、ある午後』)
・白のポロシャツとコットンパンツ、素足にデッキシューズをはいている。
(出典:大沢在昌『深夜曲馬団』)
・ソックスをきっちりと上げて、質の良さそうな革のデッキシューズを履いていた。
(出典:田口ランディ『オクターヴ』)
・白い布製の髪止め、ブルーのワンピースにピンクのエプロン、白のハイソックスに滑り止めの付いた赤いデッキシューズ。
(出典:東郷隆『(定吉七番シリーズ 2) ロッポンギから愛をこめて』)
・カギと携帯だけを持って、仕事場用の汚れ一つないデッキシューズを履き、ボロい玄関から外へ出た。
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ・スピンオフ3! 俺の弁当を見てくれ』)
類語
・スリップオン
意味:紐や止め具がなく、足を滑り込ませるだけではける靴の総称。スリップオンシューズ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・モカシン
意味:一枚の甲革で足を底全体からすっぽり包んで引っ張り上げ、モカ型という革片をかぶせ革紐で接合し、これに本底を取り付けたもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ソール
意味:足、靴型、靴の底部。靴の場合は中底と本底をさす。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ズック
意味:綿または麻を用いた厚地の平織り布。帆布・テント・かばん・靴などに用いる。(出典:デジタル大辞泉)
・木履(ぼくり)
意味:木製の履物。(出典:精選版 日本国語大辞典)