テンプレート
「テンプレートに沿って書く」などのように使う「テンプレート」という言葉。
英語では「template」と表記します。
「テンプレート」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「テンプレート」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
テンプレートの意味
「テンプレート」には次の意味があります。
・文書の「ひな形」。(出典:ホームページ制作用語集)
テンプレート(template)は「型板」や「鋳型」を意味する英単語です。
カタカナ語としては文書に限らず「ひな形」や「決まった様式」などの意味で使います。
「テンプレ」と省略して言うことも多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・お姉さんは凄い勢いでテンプレートに沿った自己紹介を始めた。
(出典:白瀬修『おと×まほ 第02巻』)
・特にあらかじめ用意されているテンプレートを用いれば、本作りの作業自体には頭をひねる要素はほとんどない。
(出典:富田倫生『本の未来』)
・世の中には、テンプレートが必要なんです。
(出典:森博嗣『瀬在丸紅子シリーズ 第01巻 黒猫の三角』)
・呆れはしたが、民話としては殊更珍しくもない、テンプレート通りの伝承である。
(出典:虚淵玄『Fate/Zero Vol.4 「煉獄の炎」』)
・たぶん、ツッコミを入れてはいけないテンプレートなのだ。
(出典:佐竹彬『カクレヒメ 第01巻』)
類語
・雛形(ひながた)
意味:形式・様式を示す見本。特に、書類などの決まった書き方を示すもの。書式。(出典:デジタル大辞泉)
・鋳型(いがた)
意味:物事をはめこむ一定の枠。きまりきった形。(出典:大辞林 第三版)
・定型文(ていけいぶん)
意味:手紙や電子メールなどで多く用いられる、一定の形式の文章。時候の挨拶やお礼、お詫びなどの決まった言い回し。(出典:デジタル大辞泉)
・テンプレ
意味:テンプレートの略。俗に、型どおりでつまらないこと。紋切り型であること。(出典:デジタル大辞泉)