チック症
「音声チック症」などのように使う「チック症」という言葉。
英語では「tic disorder」と表記します。
「チック症」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「チック症」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
チック症の意味
「チック症」には次の意味があります。
・顔面、頸部、肩などの一部の筋肉が、急速かつ不随意的に突然動く病気。(出典:精選版 日本国語大辞典)
チック症は主に音声チック、運動チックの二つの症状があります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・表情には生気が乏しく、まぶたには、チック症のような痙攣まで見られた。
(出典:貴志祐介『十三番目の人格 ISOLA』)
・頬がチック症のように細かく痙攣けいれんを始めていた。
(出典:五十嵐貴久『TVJ』)
・蛍光灯がチック症のように瞬き始めた。
(出典:牧野修『アロマパラノイド 偏執の芳香』)
・長年、チック症に悩まされた。
・慢性チック症により社会生活に支障をきたす。
類語
・小児心身症(しょうにしんしんしょう)
意味:小児において心理的、精神的な原因で身体的な訴え、あるいは症状がみられることがしばしばあるが、これらを総称して小児心身症という。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・チック
意味:顔面,首,肩などの筋肉群がピクンピクンとけいれん的に収縮を起す現象。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・トゥレット症候群(とぅれっとしょうこうぐん)
意味:音声チックを伴い複数の運動チックが、一 年以上持続する精神神経疾患である。(出典:難病情報センター)
・不随意運動(ふずいいうんどう)
意味:自分の意志とは無関係に生ずる無目的な異常な運動をいい、主として大脳基底核、脳幹、小脳などを侵す疾患の際みられる。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・運動(うんどう)
意味:物があちこち巡り動くこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)