ダブルスタンダード
「世界のダブルスタンダード」などのように使う「ダブルスタンダード」という言葉。
英語では「double standard」と表記します。
「ダブルスタンダード」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ダブルスタンダード」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ダブルスタンダードの意味
「ダブルスタンダード」には次の意味があります。
・仲間内と部外者、国内向けと外国向けなどのように、対象によって異なった価値判断の基準を使い分けること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「ダブルスタンダード」とは日本語で「二重規範」を意味します。例えば、海外旅行客には高い料金設定を、国内旅行客には普通の値段設定をして差別化を図ることなどが挙げられます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・AさんとBさんが同じミスをしたのに、Bさんが直属の上司に気に入られているので叱られなかったことはダブルスタンダードだ。
・自分の事を棚に上げて、他人の事ばかりを批判するということはダブルスタンダードな考え方だ。
・ダブルスタンダードはどうしても長いので、ダブスタと省略されることもある。
・上に立つものが作った規則が、下のものには厳しく適応されるにも関わらず、上のものには適応されないのはダブルスタンダード的な考え方だ。
類語
・二重基準(にじゅうきじゅん)
意味:一般語としては文字通り〈二重の基準〉をいうが,とくに同じことをしてもその行為者が男性であるか女性であるかによって評価の基準が異なること。(出典:百科事典マイペディア)
・二律背反(にりつはいはん)
意味:哲学で、相互に矛盾する二つの命題(定立と反定立)が同等の妥当性をもって主張されること。(出典:デジタル大辞泉)