タイムパラドックス
「タイムパラドックスが生じる」などのように使う「 タイムパラドックス 」という言葉。
英語では「tiem paradox」と表記します。
「タイムパラドックス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「 タイムパラドックス 」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
タイムパラドックス の意味
「 タイムパラドックス 」には次の意味があります。
・タイムトラベルなどで過去の歴史を改変することによって生じる逆説の総称。(出典:デジタル大辞泉)
タイムマシンなどで自分が生まれる前の過去の世界に行き、自分の父親となる人を殺すと、自分が存在しなくなり、そうなると今度は父親が殺されることがなくなり、自分が存在することになり、そうなると今度は父親が殺されることになり…、というような矛盾が生じることを「タイムパラドックス」といいます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
タイムパラドックスの使い方・例文
・それってタイムパラドックス生じてねーか?
(出典:西尾維新『物語シリーズ 8 傾物語』)
・タイムパラドックスをおかしてルアサを訪れたなど、まるで嘘のようであった。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 1 竜の戦士』)
・タイムパラドックスという、やや危うい可能性について。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 8 傾物語』)
・タイムパラドックスは絶対に起きない、起きることはないという話を聞いて、直後である。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 8 傾物語』)
・タイムパラドックスの整理をやらせるという話は、あるのかもしれないが、読んだことがない。
(出典:星新一『できそこない博物館』)
類語
・パラドックス
意味:正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉(出典:フリー百科事典)
・フレンチパラドックス
意味:多量の動物性脂肪を摂取する食生活を続けると心筋梗塞こうそくにかかりやすいが、世界でも有数の動物性脂肪の消費国のフランスには、心筋梗塞になる人が少ないという逆説。(出典:デジタル大辞泉)
・逆説(ぎゃくせつ)
意味:真理にそむいているようで、よく考えると一種の真理を言い表わしている表現法。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・逆理(ぎゃくり)
意味:真理にそむいているようで、よく考えると一種の真理を言い表わしている表現法。(出典:デジタル大辞泉)
・法人税パラドックス(ほうじんぜいパラドックス)
意味:法人税率を下げることによって、国の税収が減少するどころか逆に増加するというもの。(出典:THE OWNER)