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セレンディピティとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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セレンディピティ

「セレンディピティが宿る」などのように使う「セレンディピティ」という言葉。

英語では「serendipity」と表記します。

「セレンディピティ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「セレンディピティ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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セレンディピティの意味

「セレンディピティ」には次の意味があります。

偶然の出来事から、大切なことや本質的なことを学びとること、あるいはその能力。18世紀の英国人作家ホレス・ウォルポールがスリランカの童話『セレンディップの3人の王子たち』をもとに作った造語とされる。細菌実験中のくしゃみをきっかけに抗生物質のペニシリンが発見され、実用化されたことなどが典型的な例としてあげられる。ビジネスや科学の分野においては新しい商品や価値などを生む力として注目されており、偶然の中から単なる幸運によって価値あるものを見い出すのではなく、基礎となる知識や柔軟性、行動力などのさまざまな能力や性質が総合的に備わっていることが重要である、という文脈で言及されることが多い。(出典:知恵蔵mini)

わかりやすく言うと、偶然と、不断の努力、賢明さが合わさって、もたらされる産物や、新たな価値、そして、それを生み出す力という意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

セレンディピティ、つまり、思いがけない閃きや発見、創造性の発揮である。
(出典:澤口俊之『あぶない脳』)

・そもそも、セレンディピティは、行動しなければ遭遇できないものです。
(出典:茂木健一郎『「脳」整理法』)

・ここから生まれた言葉がセレンディピティで、つまり“捜しているときにはそれが見つからず思いがけないときにヒョイと出て来ること”である。
(出典:阿刀田高『三角のあたま』)

・まさに、科学はセレンディピティによって発展してきたといってもよいのです。
(出典:茂木健一郎『「脳」整理法』)

・冒頭に述べた一枚の写真も今はセレンディピティに恵まれんことを願っている。
(出典:阿刀田高『三角のあたま』)

・小柴昌俊さんのセレンディピティは、宇宙的な広がりをもっていました。
(出典:茂木健一郎『「脳」整理法』)

・結果として、見えるところはきれいになっているけれど、これは本当の意味での整理整頓ではないだろう。英語にセレンディピティという言葉がある。
(出典:阿刀田高『三角のあたま』)

・実際、セレンディピティのプロセスが完結する際には、脳の中で無意識に、ゆっくりと時間をかけて進行する体験の整理のプロセスが大切な意味をもちます。
(出典:茂木健一郎『「脳」整理法』)

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