セッション
「セッションをする」などのように使う「セッション」という言葉。
英語では「session」と表記します。
「セッション」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「セッション」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
セッションの意味
「セッション」には次の二つの意味があります。
1 議会・会議などの会期。開会している期間。
2 ジャムセッション(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
セッションの意味①「議会・会議などの会期。開会している期間。」
「セッション」の一つ目の意味は「議会・会議などの会期。開会している期間。」です。
ミーティングなどの開催期間を指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ウィルソンはこの公開セッションでいくつかの行き違いを正そうと考えていた。
(出典:竹内久美子『そんなバカな! 遺伝子と神について』
・牧師から、このセッションのような作業はかつては宗教の仕事だったはずだ、という発言があった。
(出典:中島らも『今夜、すべてのバーで』)
・目標となる通信セッションはシン主任が教えてくれるはずだ。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』)
・筆者は、次回のセッションについて、〝あるかもしれないし、ないかもしれない。
(出典:中島らも『今夜、すべてのバーで』)
類語
・会議(かいぎ)
意味:関係者が集まって相談をし、物事を決定すること。(出典:デジタル大辞泉)
・会期(かいき)
意味:集会などが行われる時期・期間。(出典:デジタル大辞泉)
・開会(かいかい)
意味:会議や集会を始めること。(出典:デジタル大辞泉)
・ミーティング
意味:比較的少人数の集会。(出典:デジタル大辞泉)
セッションの意味②「ジャムセッション」
「セッション」の二つ目の意味は「ジャムセッション」です。
ジャズなどの演奏家が集まって行う即興の演奏を表す言葉です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・名前は聞いたことのあるジャズハウスで行われる、セッションコンサートだ。
(出典:柴田よしき『ラスト・レース 1986冬物語』)
・一回、六時間のレコーディング・セッションで、レコードになるのはたったの一分なのだ。
(出典:岩城宏之『棒ふりのカフェテラス』)
・プログラムは一部が山下啓次郎に捧ぐピアノソロで二部がセッション・レクイエムとなっていた。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)
・「ピット・イン」では日本人ジャズメンの火の出るようなセッションが開始されていた。
(出典:橋本克彦『欲望の迷宮 新宿歌舞伎町』)
類語
・ライブ
意味:生演奏。(出典:デジタル大辞泉)
・演奏(えんそう)
意味:音楽を奏すること。(出典:デジタル大辞泉)
・生演奏(なまえんそう)
意味:場・ホールでの実際の演奏。(出典:デジタル大辞泉)
・パフォーマンス
意味:演劇・音楽・舞踊などを上演すること。(出典:デジタル大辞泉)