スチール
「スチール製の机や椅子」などのように使う「スチール」という言葉。
英語では、「steel」と表記します。
「スチール」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「スチール」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
スチールの意味
「スチール」には次の意味があります。
・ 鋼鉄。はがね。(出典:デジタル大辞泉)
カタカナでは「スティール」と表記する場合もあります。
野球などでよく聞く「スチール」はこの意味とは異なり、盗む・奪うという意味の「steal」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・階段の途中に立っていた派手な服装の男が降りてスチールのドアを開く。
(出典:大藪春彦『蘇える金狼 野望篇』)
・ドア枠のうえにビデオカメラが設置された白いスチール扉のまえに立つ。
(出典:石田衣良『波のうえの魔術師』)
・スチール製の机や椅子まで投下されるがなんとかかわして無事到達した。
(出典:佐々淳行『東大落城 安田講堂攻防七十二時間』)
・パソコンの他にはスチール製の棚があるくらいで、あとはなにもない。
(出典:相沢沙呼『午前零時のサンドリヨン』)
・両の脇の下に固定させたスチール製の松葉杖が大きく前へ振り出された。
(出典:村松友視『七人のトーゴー』)
類語
・鋼材(こうざい)
意味:建築・機械などの材料としてそのまま利用できるように加工された鋼鉄。(出典:デジタル大辞泉)
・鉄鋼(てっこう)
意味:鉄を主成分とする金属材料。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・鋳鉄(ちゅうてつ)
意味:炭素を2.0~4.5パーセント程度ふくむ鋳物用の鉄。(出典:デジタル大辞泉)
・金属(きんぞく)
意味:一般に、金属光沢をもち、熱や電気をよく伝え、強度が大きくて折れにくく、展性・延性をもち、常温で固体の物質の総称。(出典:デジタル大辞泉)