ジンクス
「ジンクスを破る」などのように使う「ジンクス」という言葉。
英語では「jinx」と表記します。
「ジンクス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ジンクス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ジンクスの意味
「ジンクス」には次の意味があります。
・ 縁起のよい、または悪い言い伝え。また、縁起をかつぐ対象とする物事。(出典:デジタル大辞泉)
ジンクスとは、根拠はないものの、昔からの言い伝えによる何らかの因果関係や、自分の成功ルーティンを意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・霊柩車に行き会うと不吉なことが起るというジンクスがあるではないか。
(出典:半村良『セルーナの女神』)
・ジンクスを非常に気にするというプロのスポーツ選手はあっさりと首を振った。
(出典:樹生かなめ『~ラベンダー書院物語~ その男、熱愛中につき』)
・日本でもひげの経営者は信用されないというジンクスがあるが、韓国も同じらしい。
(出典:菅野朋子『好きになってはいけない国。 韓国発! 日本へのまなざし』)
・夏に開店すると成功するっていうジンクスでもあるんですか?
(出典:永沢光雄『風俗の人たち』)
・映画やテレビの仕事のときも、何故か駄目になるジンクスのようなものがあった。
(出典:金子信雄『金子信雄の楽しい夕食 (v0.9)』)
類語
・縁起物(えんぎもの)
意味:縁起を祝うための品物。(出典:デジタル大辞泉)
・吉凶(きっきょう)
意味:縁起のよいことと悪いこと。(出典:デジタル大辞泉)
・日並(ひなみ)
意味:その日の吉凶。(出典:デジタル大辞泉)
・日柄(ひがら)
意味:暦の上での、その日の吉凶。(出典:デジタル大辞泉)
・俗信(ぞくしん)
意味:民間で信じられている禁忌,呪術,占い,まじない,幽霊,妖怪などの観念。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)