シンプル
「シンプルイズベスト」などのように使う「シンプル」という言葉。
英語では「simple」と表記します。
「シンプル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「シンプル」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
シンプルの意味
「シンプル」には次の意味があります。
・むだな点や複雑さなどのないさま。良い意味で、単純なさま。簡素。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「シンプル」をわかりやすく言うと、「余計なものがない様子」という意味になります。
良い意味で飾り気がなかったり質素だったりする様子をあらわします。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかしその動機は極めてシンプルで、それゆえその言葉は眩しかった。
(出典:海堂尊『チーム・バチスタの栄光(下)』)
・装いはシンプルで清楚だが、その言葉には有無をいわせぬ迫力があった。
(出典:東川篤哉『謎解きはディナーのあとで2』)
・白で統一された部屋の中央に、シンプルなソファが一セット置かれていた。
(出典:片山恭一『雨の日のイルカたちは』)
・だが諦めた。多くの日本人は白粥かそれに近いシンプルな粥が好きなものだからだ。
(出典:和田はつ子『虫送り』)
・彼女がどういう理由で所属勢力を決めているかはとてもシンプルだ。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第22巻』)
類語
・簡素(かんそ)
意味:むだがなく簡単で質素なこと。また、そのさま。あっさりとしていて飾りけのないようす。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・質素(しっそ)
意味:飾りけがないこと。質朴なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・つづまやか
意味:控えめで質素なさま。つつましいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・素朴(そぼく)
意味:人の性質・言動などが、素直で飾り気がないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・単純(たんじゅん)
意味:そのものだけで、まじりけがないこと。他の要素などが混入していないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)