クライマックス
「物語のクライマックスを迎える」などのように使う「クライマックス」という言葉。
「クライマックス」は、英語で「climax」と表記します。
「クライマックスとは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「クライマックス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
クライマックスの意味
「クライマックス」には次の意味があります。
・物事の緊張や精神の高揚が最高に盛り上がった状態。劇・文学作品などで、最も盛り上がったところ。(出典:デジタル大辞泉)
簡単に言い換えると、最高潮という意味です。一般的に物事などが頂点に達したときに使われます。
クライマックスの語源はギリシア語「klimax」と言われています。「klimax」ははしごの意味で、だんだん増えていくという意味からクライマックスは頂点として使われるようになりました。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この夜も、わずか五曲とはいえドラマがあり、クライマックスがあった。
(出典:浜野サトル『新都市音楽ノート』)
・それが第二夜の夢のクライマックスにちゃんと組み込まれていたのだ。
(出典:吉村達也『ついてくる』)
・次回は夏休み後半を舞台にした、恋愛編クライマックスになる予定です。
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第7巻』)
・「クライマックスには間に合わなかったみたいねえ」 姉原美鎖だった。
(出典:桜坂洋『よくわかる現代魔法 第1巻』)
・インドは一口にいって想像の世界を超越した感動的なクライマックスの連続です。
(出典:横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』)
類語
・極点(きょくてん)
意味:物事が到達できる最終的な点。物事の度合いの最も高まったところ。(出典:デジタル大辞泉)
・最高潮(さいこうちょう)
意味:ある雰囲気や感情などが最も高まった状態。(出典:デジタル大辞泉)
・絶頂(ぜっちょう)
意味:最高のところ。(出典:デジタル大辞泉)
・真っ盛り(まっさかり)
意味:今がちょうど盛りであること。(出典:デジタル大辞泉)
・ピーク
意味:物事の最高潮。(出典:デジタル大辞泉)