カウンセリング
「カウンセリングを受ける」などのように使う「カウンセリング」という言葉。
英語では「counseling」と表記します。
「カウンセリング」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「カウンセリング」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
カウンセリングの意味
「カウンセリング」には次の意味があります。
・生活や一身上のことで悩みをもつ人に対し、話し合うことによって、その人が自ら解決できるように援助する活動。二〇世紀初頭のアメリカで始まり、進路相談、学業相談のほか精神的健康の回復、維持など広い分野で応用されている。(出典:精選版 日本国語大辞典)
カウンセリングを行う側の人をカウンセラーと言います。悩みを相談する側のことは、相談者や、クライアントなどと言います。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・夫がどこかで調べてきたらしい精神科にカウンセリングを受けに行ったのだ。
(出典:山本文緒 『眠れるラプンツェル』)
・母親からは、「病院でどんなカウンセリングを受けてるの」と聞かれた。
(出典:奥田英朗 『イン ザ プール』)
・ほとんどの人が、一日も早いカウンセリングの開始を待ちわびていた。
(出典:機本伸司 『神様のパラドックス』)
・ただ、血を採るだけだと聞いていたのに、簡単なカウンセリングがあった。
(出典:山本文緒 『きっと君は泣く』)
・じゃあ、きみの場合は純粋にカウンセリングを希望してくる相談者数が多いんだな。
(出典:松岡圭祐 『千里眼 ミッドタウンタワーの迷宮』)
・地鎮祭の後は決まってカウンセリングにかかる幹部たちが殺到するらしい。
(出典:池上永一 『シャングリ・ラ 上』)
・面談形式のカウンセリングは、それらの本を買った読者へのサービスということになっていた。
(出典:宮部みゆき 『模倣犯-上』)
・呼ばれたのは学生会館の三階にあるカウンセリングルームだった。
(出典:和田はつ子 『虫送り』)