オーバーホール
「エンジンのオーバーホール」などのように使う「オーバーホール」という言葉。
英語では「overhaul」と表記します。
「オーバーホール」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「オーバーホール」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
オーバーホールの意味
「オーバーホール」には次の意味があります。
・機械などを分解して点検や修理を行うこと。(出典:デジタル大辞泉)
機械製品を部品単位まで分解して、修理や清掃などを行い、再度組み立てて新品の時の状態に戻すことを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・オーバーホールもとっくに受けているはずだったとも聞きました。
(出典:アン・マキャフリイ『クリスタル・シンガー(全2巻) 2 キラシャンドラ』)
・いずれきちんとしたドックに運んで、オーバーホールするしかない。
(出典:野尻抱介『クレギオン 5 タリファの子守歌』)
・何年かに一度ずつ代理店に持っていって、オーバーホールをしては大事に大事に使った。
(出典:林望『テーブルの雲』)
・三十数年間、オーバーホールなしで使い続けてきた魂である。きっと天ぷら油やなんかで、ベタベタに汚れ切っているに違いない。
(出典:東海林さだお『ショージ君のぐうたら旅行』)
・月に不時着したのは機械の故障が原因でした。宇宙船のオーバーホールなどもうやっていなかったのですよ。
(出典:K.H.シェール,クラーク・ダールトン/松谷健二訳『宇宙英雄ローダン・シリーズ 1 大宇宙を継ぐ者』)
類語
・点検(てんけん)
意味:一つ一つをくわしく調べること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・修理(しゅうり)
意味:こわれた所や悪い所をつくろいなおすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・メンテナンス(maintenance)
意味:維持。保全。保守。管理。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・クリーニング
意味:掃除。ごみやよごれを除くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・修繕(しゅうぜん)
意味:壊れたり悪くなったりしたところを繕い直すこと。修理。(出典:デジタル大辞泉)