オリエンテーション
「新入生のオリエンテーション」などのように使う「オリエンテーション」という言葉。
英語では「orientation」と表記します。
「オリエンテーション」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「オリエンテーション」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
オリエンテーションの意味
「オリエンテーション」には次の意味があります。
・新しい環境などに人を順応させるための教育指導。特に、学校・会社などで、新しく入った者に対し、組織の仕組み・ルール、学習や仕事の進め方などについて説明すること。(出典:デジタル大辞泉)
「オリエンテーション(orientation)」のもともとの意味は「方向づけ」であり「進路や方針を決定すること」を意味しますが、特に「学校や会社などに新たに入って来た人たちに対する説明やガイダンス」という意味で使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・おまえは入学後のオリエンテーションが終わると、陸上部に入った。
(出典:重松清『疾走(上)』)
・私には、小学校入学初日のオリエンテーションの時間の記憶がある。
(出典:茂木健一郎『意識とはなにか ―〈私〉を生成する脳』)
・翌日のオリエンテーションでもずっと隼子といっしょにいた。
(出典:姫野カオルコ『ツ、イ、ラ、ク』)
・私は、中学校の新入生のために、毎週一回オリエンテーションの授業をする。
(出典:フォス『日本の父へ』)
・吉住の病院では、移植の前に何回か患者に対してオリエンテーションのようなものをおこなうことにしていた。
(出典:瀬名秀明『パラサイト・イヴ』)
類語
・道案内(みちあんない)
意味:道を知らない人を導いて連れていくこと。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
・手引(てびき)
意味:初心者を教え導くこと。手ほどき。また、そのための書物など。(出典:大辞林 第三版)
・ガイダンス
意味:不慣れで事情のわからない者に対して、初歩的な説明をすること。案内。手引き。また、そのための催し。(出典:デジタル大辞泉)
・御引き回し(おひきまわし)
意味:指導や世話をしてもらうことを、その相手を敬っていう語。(出典:デジタル大辞泉)
・嚮導(きょうどう)
意味:先に立って案内すること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)