エモーション
「エモーションに働きかける」などのように使う「エモーション」という言葉。
英語では「emotion」と表記します。
「エモーション」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「エモーション」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
エモーションの意味
「エモーション」には次の意味があります。
・(外界からの刺激によって起こる)感情。感動。感激。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「エモーションに働きかける」で「相手の感情に訴えかける」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いや、明らかにエモーションとエモーションがぶつかり合っていた。
(出典:高杉良『呪縛 金融腐蝕列島II(上)』)
・そんなときは理屈ではなく、あたたかなエモーションの力が人間を結びつけるんだ。
(出典:石田衣良『アキハバラ@DEEP』)
・つまり、説教者や雄弁家はまず声を出しておのれの思想やエモーションを表現する。
(出典:鹿島茂『セーラー服とエッフェル塔』)
・情報集積体でしかない既知AIが、本物のエモーションを持たず、理解もできない存在であることを、誰よりも知っているのはユイだったからだ。
(出典:九里史生『SAO-Web-0407-第八章2』)
・一瞬私のエモーションは嗚咽に高まりそうになった。
(出典:きだ・みのる『道徳を否む者』)
類語
・感情(かんじょう)
意味:物事に感じて起こる気持ち。外界の刺激の感覚や観念によって引き起こされる、ある対象に対する態度や価値づけ。快・不快、好き・嫌い、恐怖、怒りなど。(出典:デジタル大辞泉)
・感動(かんどう)
意味:ある物事に深い感銘を受けて強く心を動かされること。(出典:デジタル大辞泉)
・感激(かんげき)
意味:強く心に感じて、気持ちがたかぶること。(出典:デジタル大辞泉)
・情動(じょうどう)
意味:恐怖・驚き・怒り・悲しみ・喜びなどの感情で、急激で一時的なもの。情緒。(出典:デジタル大辞泉)
・情緒(じょうちょ)
意味:事に触れて起こるさまざまの微妙な感情。また、その感情を起こさせる特殊な雰囲気。(出典:デジタル大辞泉)