エゴ
「自分のエゴ」などのように使う「エゴ」という言葉。
英語では「ego」と表記します。
「エゴ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「エゴ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
エゴの意味
「エゴ」には次の意味があります。
・自分本位の考え方や態度。また、そういう考え方の人。エゴイスト。エゴイズム。(出典:精選版 日本国語大辞典)
心理学用語では「自我」という意味で使いますが、一般的には「エゴイスト」や「エゴイズム」の略として使います。
わかりやすく言えば「自分勝手な考え」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自分のエゴでそこまでして良いものかどうか、今の僕には分からなかった。
(出典:佐竹彬『カクレヒメ 第02巻』)
・お金にならなくても書きたいことを書く、というエゴを抑えきれなかった。
(出典:山本文緒『日々是作文(ひびこれさくぶん)』)
・母性愛という名を借りた女のエゴは、手を変え品を変えてあらわれてくる。
(出典:小池真理子『悪の愛情論』)
・君はそのエゴをかくそうとして、愛していたなんて言葉を並べただけなのだ。
(出典:高野悦子『二十歳の原点』)
・子どもの将来を考えてのことでもあるし、単なるエゴじゃないんだ。
(出典:岸本葉子『家にいるのが何より好き』)
類語
・エゴイスト
意味:利己的な人。利己主義者。(出典:デジタル大辞泉)
・エゴイズム
意味:自分の利益を中心に考えて、他人の利益は考えない思考や行動の様式。利己主義。(出典:デジタル大辞泉)
・利己的(りこてき)
意味:自分の利益だけを追求しようとするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・主我(しゅが)
意味:何事も自分を第一に考えて他を顧みないこと。利己。(出典:デジタル大辞泉)
・わがまま
意味:自分の思いどおりに振る舞うこと。また、そのさま。気まま。ほしいまま。自分勝手。(出典:デジタル大辞泉)