エキスパート
「エキスパートに任せる」などのように使う「エキスパート」という言葉。
英語では「expert」と表記します。
「エキスパート」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「エキスパート」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
エキスパートの意味
「エキスパート」には次の意味があります。
・ある仕事に精通・熟練した人。専門家。熟練者。(出典:大辞林 第三版)
ある分野について高度で専門的な知識や技術をもち、経験豊かな人のことをいいます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・数カ国語を自在に操るエキスパートを幾人も抱える大組織の国際局である。
(出典:米原万里『ガセネッタ&シモネッタ』)
・彼女は自らを、恋愛のエキスパートと呼んでいた。
(出典:栗本薫『真夜中の天使5』)
・日本における外国人労働問題について、実は俺はちょっとしたエキスパートだ。
(出典:日明恩『埋み火』)
・運営委員会は経営的な面と芸術的な面で、それぞれエキスパートであるに越したことはないが、専門家であるより常識をもつた社会人であることが大事ですね。
(出典:岸田国士『対話』)
・孔明は算命を会得して愛用しており、まだだれも知らないが、その腕はエキスパートクラスにあった。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』)
類語
・達人(たつじん)
意味:豊富な経験と長年の鍛練により、その道の真髄を体得した人。(出典:大辞林 第三版)
・スペシャリスト
意味:特定分野について深い知識やすぐれた技術をもった人。専門家。(出典:大辞林 第三版)
・プロフェッショナル
意味:それを職業として行うさま。専門的。また、その人。専門家。(出典:大辞林 第三版)
・ベテラン
意味:長年の経験を重ね、その道に熟達した人。(出典:デジタル大辞泉)
・玄人(くろうと)
意味:技芸などに熟達した人。ある一つの事を職業、専門としている人。専門家。(出典:デジタル大辞泉)