イントロダクション
「論文のイントロダクション」などのように使う「イントロダクション」という言葉。
英語では「introduction」と表記します。
「イントロダクション」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「イントロダクション」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
イントロダクションの意味
「イントロダクション」には次の意味があります。
・ 導入。伝来。採用。また、(核兵器の)持ち込み。(出典:デジタル大辞泉)
物事の始めの部分のことを表します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・むろん、それは単なるイントロダクションにすぎなかった。
(出典:小松左京『さよならジュピター』)
・それは新しいポップスとしか呼びようのないものが産声をあげたあの時代全体のイントロダクションのようでもあり、僕を二五年前の記憶へと連れ去る。
(出典:浜野サトル『新都市音楽ノート』)
・たぶんイントロダクションが似ているせいだ。
(出典:村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』)
・私が本書のイントロダクションに相似と相異という論題を持ち出してきた意図も、これで大体おわかりくださったであろうと思う。
(出典:今西錦司『生物の世界』)
・序論は,英語でいえばイントロダクション,ドイツ語でいえばアインライトゥングだ.
(出典:木下是雄『レポートの組み立て方』)
類語
・発足(ほっそく)
意味:組織や機構などが設けられ、活動を始めること。(出典:デジタル大辞泉)
・前置(まえおき)
意味:本題にはいる前に述べること。また、そのことばや文章。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・手引(てびき)
意味:新たに始める人のために手ほどきをすること。また、そのための書物。(出典:デジタル大辞泉)
・序論(じょろん)
意味:論文などで、本論への導入部分として最初に述べられる論説。(出典:デジタル大辞泉)
・導入(どうにゅう)
意味:小説や音楽などで、主題に入る前のはじまりの部分。(出典:デジタル大辞泉)