イミテーション
「イミテーションリング」などのように使う「イミテーション」という言葉。
英語では「imitation」と表記します。
「イミテーション」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「イミテーション」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
イミテーションの意味
「イミテーション」には次の意味があります。
・ 模倣。まね。また、宝石など、高価なものの模造品。にせもの。まがいもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「イミテーション」をわかりやすく言えば「偽物」という意味であり、あまり良い意味では使わない言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そういう店に限ってくだらぬイミテーションを売りつけたがるのである。
(出典:坂口安吾『飛騨の顔』)
・俺の後ろからついてくる若造のポケットにイミテーションのルビーがある。
(出典:ガードナー/池央耿訳『緋の接吻』)
・どうやらイミテーションではなく、本当に火を使っているらしい。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第18巻』)
・イミテーションで充分、と思ってたら、買う人なんかいなくなるわよ。
(出典:赤川次郎『怪盗の有給休暇』)
・大衆向けとして作られたイミテーションだからこそ、より強く引き寄せられたとも言える。
(出典:成田悪悟『FAKE/states night』)
類語
・模倣(もほう)
意味:まねること。にせること。(出典:大辞林 第三版)
・真似る(まねる)
意味:他の人や物に似せる。(出典:デジタル大辞泉)
・拵物(こしらえもの)
意味:ほんものをまねて作った物。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・類似品(るいじひん)
意味:似かよっている品。(出典:大辞林 第三版)
・似たり(にたり)
意味:にせもの。まがいもの。(出典:デジタル大辞泉)