アンダンテ
「アンダンテのテンポ」などのように使う「アンダンテ」という言葉。
「アンダンテ」は、イタリア語で「Andante」と表記します。
「アンダンテ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「アンダンテ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
アンダンテの意味
「アンダンテ」には次の意味があります。
・ゆるやかに歩くくらいのテンポ。(出典:百科事典マイペディア)
アンダンテは音楽用語で演奏速度を指示する言葉として用いられます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・はじめの導入のアンダンテはずいぶん遅めだが、(出典:吉田秀和『世界の指揮者』)
・彼は最終までアンダンテで押し通すべきだつた。(出典:浜尾四郎『殺人鬼』)
・テンポで言えばまずアンダンテのような心持ちである(出典:寺田寅彦『連句雑俎』)
・八月十五日、昇天祭に、私の交響曲が新しいアンダンテを加えて、第二回の演奏をされます。(出典:モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』)
・殊にアンダンテからアレグロに移るお休みの瞬間の美しさは、(出典:吉本明光『お蝶夫人』)
類語
・ゆっくりと
意味:動作が遅いさま。(出典:デジタル大辞泉)
・スロー
意味:速度が遅いさま。動作がのろいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・緩慢(かんまん)
意味:動きがゆったりしてのろいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・だらだら
意味:気分などがゆるんでしまりのないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・のそのそ
意味:ゆっくりと歩くさま。(出典:デジタル大辞泉)