アグレッシブ
「アグレッシブな試合」などのように使う「アグレッシブ」という言葉。
英語で「aggressive」と表記します。
「アグレッシブ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「アグレッシブ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
アグレッシブの意味
「アグレッシブ」には次の二つの意味があります。
1 言動の積極的なさま。精力的なさま。
2 攻撃的なさま(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
アグレッシブの意味①「言動の積極的なさま。精力的なさま。」
「アグレッシブ」の一つ目の意味は「言動の積極的なさま。精力的なさま。」です。
わかりやすくいうと、自分から進んで発言したり行動したりする様子という意味をもつ言葉です。強気だったり大胆だったりする場合にも使われることもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・うんうん、最近の裕人はこっち側にアグレッシブだからねー。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 6』)
・もっとアグレッシブで、こまわりのきくタイプの会社だ。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)
・いくらなんでもあれはアグレッシブすぎる。
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 4』)
・我ながら熱血もしてないのにアグレッシブな提案。
(出典:きゃんでぃそふと『つよきすACT B』)
類語
・自発的(じはつてき)
意味:自分からはたらきかけるさま。物事を自分からすすんで行なうさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・積極的(せっきょくてき)
意味:進んでことをしようとするさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・高姿勢(こうしせい)
意味:高飛車に出ること。相手に対して強く出る態度。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・強気(つよき)
意味:気が強いこと。積極的な態度に出ること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
アグレッシブの意味②「攻撃的なさま」
「アグレッシブ」の二つ目の意味は「攻撃的なさま」です。
わかりやすくいうと、誰かを責めたり試合や対戦型のものなどで相手を攻めたりする様子をあらわす意味をもつ言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それがプレーからアグレッシブさを奪い、筋肉を収縮させ、決定力不足を引き起こす。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)3―4』)
・本来、ハルユキの対戦スタイルは、決してアグレッシブなものではない。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 第10巻 -Elements』)
・では、次回は美波のアグレッシブなアクションの続きとなる四巻でお会いしましょう。
(出典:井上堅二『バカとテストと召喚獣 3.5』)
・力の限界を、そこまで突き詰めるほどアグレッシブなピッチャーは、もう容易に現われてこないのではないか。
(出典:山際淳司『ナックルボールを風に』)
類語
・攻撃的(こうげきてき)
意味:スポーツで、積極的に相手を攻めるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・好戦的(こうせんてき)
意味:争いごとを好むさま。(出典:デジタル大辞泉)
・戦闘的(せんとうてき)
意味:たたかいを好むさま。闘争もあえて辞さないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・喧嘩腰(けんがごし)
意味:今にも喧嘩をしかけるように、くってかかる態度。(出典:精選版 日本国語大辞典)