ままごと
「ままごと遊び」などのように使う「ままごと」という言葉。
「ままごと」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ままごと」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ままごとの意味
「ままごと」には次の意味があります。
・女の子が食物調理のまねごとなどをする遊び。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
料理を中心に、家庭生活を真似た遊びを指します。
女の子だけでなく、男の子がする場合でも「ままごと」と言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ままごとのような生活には責任も将来もなく、ただ楽しいばかりだった。
(出典:五條瑛『冬に来た依頼人』)
・娘たちは人形遊びもしなければ、他の少女たちとままごと遊びもしなかった。
(出典:E・E・スミス/小西宏訳『(レンズマン・シリーズ4) レンズの子ら』)
・部屋の隅に紙袋にいれられたまま忘れ去られたままごと用の小さな食器。
(出典:新井素子『グリーン・レクイエムII緑幻想』)
・女の子供らとままごと遊びをしても、どの子も与助と夫婦めおとになろうとしない。
(出典:海音寺潮五郎『新太閤記(一)』)
・いやですねえ、そんなままごと遊びをして、はずかしくありませんこと?
(出典:C・S・ルイス/瀬田貞二訳『(ナルニア国物語4) 銀のいす』)
類語
・ごっこ
意味:いっしょに、ある動作をすること。特に、児童の遊戯で、あることをまねていっしょに遊ぶことについていう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・児戯(じぎ)
意味:子どもの戯れ遊ぶこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・遊戯(ゆうぎ)
意味:遊びたわむれること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・真似事(まねごと)
意味:まねてする事柄。ものまね。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )
・家庭(かてい)
意味:家族を中心とした諸個人の生活空間およびその雰囲気。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))