まぐれ
「まぐれ勝ちする」などのように使う「まぐれ」という言葉。
漢字では「紛れ」と表記します。
「まぐれ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「まぐれ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
まぐれの意味
「まぐれ」には次の意味があります。
・偶然の好運にめぐまれること。まぐれあたり。(出典:デジタル大辞泉)
「まぐれ」とは「たまたま運の良い結果を得ること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だがこの正直な男は、わしの勝利が決してまぐれでないと認めてくれた。
(出典:ドイル/秋田元一訳『豪勇ジェラールの冒険』)
・やはり驚いてはいるものの、今のはまぐれだと信じたがっているようだった。
(出典:山本弘『サーラの冒険 5 幸せをつかみたい !』)
・それともただファックスのまぐれがうまくあたったにすぎないのだろうか?
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 1 竜の戦士』)
・この効果はマグレ当りであるがこの小屋の強みであることに変りはない。
(出典:坂口安吾『安吾巷談』)
・ぼくがあの番号を見つけたのは、ほんとにまぐれだったんですからね。
(出典:J・ハンター・ホーリー/小倉多加志訳『0011/ナポレオン・ソロ・シリーズ 第11巻 世界木枯し作戦』)
類語
・奇跡的(きせきてき)
意味:常識では考えられないような不思議なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・奇しくも(くしくも)
意味:偶然にも。不思議にも。(出典:デジタル大辞泉)
・期せずして(きせずして)
意味:思いがけず。偶然に。(出典:デジタル大辞泉)
・稀(まれ)
意味:実現・存在することが非常に少ないさま。また、数少なくて珍しいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・運命の悪戯(うんめいのいたずら)
意味:人知の及ばないものにもてあそばれているかのような、奇妙な巡り合わせ。(出典:デジタル大辞泉)