じっくり
「じっくり考える」などのように使う「じっくり」という言葉。
「じっくり」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「じっくり」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
じっくりの意味
「じっくり」には次の意味があります。
・落ち着いて、また、念入りに物事をするさま。(出典:デジタル大辞泉)
ゆっくりと時間をかけて丁寧に行う様子を言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それよりも部屋でじっくり読んだり写したりしたほうがよさそうだった。
(出典:東峰夫『オキナワの少年』)
・そして、この話については、じっくり考えて返事したいと答えておいた。
(出典:東野圭吾『探偵ガリレオ』)
・彼は天井を見つめながら、もう一度じっくりと頭の中を整理しようとした。
(出典:坂東眞砂子『蛇鏡』)
・感情の見えない瞳は、じっくり観察すると人間離れしていることが分かる。
(出典:伊坂幸太郎『死神の精度』)
・つまり、ぼくはいろいろじっくり考える時間を稼いだことになるわけだ。
(出典:プレヴォ/鈴木豊訳『マノン・レスコオ』)
類語
・慎重(しんちょう)
意味:注意深くて、軽々しく行動しないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・とっくり
意味:念をいれて物事をするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・熟熟(つくづく)
意味:物事を、静かに深く考えたり、注意深く観察したりするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・篤と(とくと)
意味:十分注意して行なうさま。多く、見たり聞いたり、または、判断にかかわる行為についていう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・念入り(ねんいり)
意味:細かい点にまでよく気をつけて物事をすること。(出典:デジタル大辞泉)