こてんぱん
「こてんぱんにやられた」などのように使う「こてんぱん」という言葉。
「こてんぱん」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「こてんぱん」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
こてんぱんの意味
「こてんぱん」には次の意味があります。
・ 徹底的にやっつけられるさま。(出典:デジタル大辞泉)
完膚なきまでにやっつける・やっつけられることを指し、「こてんこてん」と同じ意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・勝てないかもしれないが、こてんぱんに負けることもないだろうと思った。
(出典:山際淳司『スローカーブを、もう一球』)
・そしたら、反対にこてんぱんにやられちゃって、だから親分になったんだ。
(出典:小林めぐみ『ねこのめ 第1巻 天秤の錯覚』)
・さあ、ついてくるか、それともいっそこてんぱんにやっつけてやろうか?
(出典:フーリック/大室幹雄訳『中国梵鐘殺人事件』)
・昨日こてんぱんにやられて 懲りたんじゃないの?
(出典:きゃんでぃそふと『つよきすACT A』)
・生まれてはじめて、こてんぱんにされた挙句、最愛の恋人まで腕をもがれかかった。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター15 エイリアン魔神国 完結篇3』)
類語
・完膚なきまで(かんぷなきまで)
意味:徹底的に。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ぐうの音もでない(ぐうのねもでない)
意味:一言も反論や弁解ができない。(出典:デジタル大辞泉)
・けちょんけちょん
意味:徹底的にやりこめたりいためつけたりするさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・とことん
意味:どこまでも。徹底的に。(出典:デジタル大辞泉)
・手も足も出ない(てもあしもでない)
意味:力が及ばずどうしようもない。(出典:デジタル大辞泉)