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こけら(杮)とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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こけら

「こけらおとし」などのように使う「こけら」という言葉。

「こけら」は、漢字では「杮」と表記します。

「こけら」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「こけら」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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こけらの意味

「こけら」には次の意味があります。

材木をけずる時にできる、木の細片。(出典:精選版 日本国語大辞典)

何かの材料とする目的のため、木材を削った物をいいます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・こうしてきちんとした、こけら板葺き、漆喰しっくい塗りの家が自分のものとなった。
(出典:ソロー/神原栄一訳『森の生活』)

こけらぶきの本堂、左に並ぶ大師堂は威風堂々として見るものを圧倒する。
(出典:永井吐無『癒しの旅 四国霊場八十八ヵ寺』)

・その少し前には横光の上海と山本の真実一路を読みましたが上海はこけら脅しの作品だと思ひました。
(出典:原民喜『書簡』)

こけら板の屋根は一滴の雨水も漏らさぬようだった。
(出典:ホーソン/鈴木武雄訳『七破風の屋敷』)

・私の前はこけらおとしのこととて「寿三番叟」の日本舞踊があり、私のあとは手品である。
(出典:田辺聖子『イブのおくれ毛 I』)

類語

木片もくへん
意味: 木のきれはし。木ぎれ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

木端こば
意味: 材木の切れはし。(出典:デジタル大辞泉)

こけら
意味:魚・蛇などの、うろこ。こけ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

葺板ふきいた
意味:屋根に葺いてある板。(出典:精選版 デジタル大辞泉)

こけら板
意味:材木を薄くけずりはいだ板。槇(まき)、檜(ひのき)、椹(さわら)などの木材を、薄くけずって、板屋根などにふくもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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