おんぼろ
「おんぼろの車」などのように使う「おんぼろ」という言葉。
「おんぼろ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「おんぼろ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
おんぼろの意味
「おんぼろ」には次の意味があります。
・使い古して非常に傷んでいるもの。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「おんぼろ」をわかりやすく言うと「古くなって傷んでいるもの」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・だが、このコートがただのおんぼろではないことだけはよくわかった。
(出典:山口洋子『演歌の虫』)
・わたしもおんぼろ車をスタートさせて、のろのろと後から走らせました。
(出典:ガードナー/能島武文訳『奇妙な花嫁』)
・昔、おんぼろアパートに住んでいたことをあたしは突然思い出した。
(出典:角田光代『だれかのいとしいひと』)
・おんぼろの木のテーブルのそばに、宦官のサディがこわごわ立っていた。
(出典:エディングス『マロリオン物語3 マーゴスの王』)
・今でこそ立派だけど、昔はおんぼろのアパートだったのよ。
(出典:馳星周『生誕祭(下)』)
・私自身はスタイナーという外国製のおんぼろヴァイオリンを所有していた。
(出典:森瑤子『さよならに乾杯』)
・こうしてチクタはおんぼろ船に乗って、さらなる旅に出ることになりました。
(出典:上遠野浩平『しずるさんと偏屈な死者たち』)
・私は、ひと眠りしたいみたいだったので、おんぼろベッドに身を横たえた。
(出典:ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録』)