おかっぱ
「おかっぱ頭の少女がいる」などのように使う「おかっぱ」という言葉。
「おかっぱ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「おかっぱ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
おかっぱの意味
「おかっぱ」には次の意味があります。
・断髪の一種。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
つまり「おかっぱ」とは、かっぱの髪型に似ていることから名付けられた女の子の髪型のひとつです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・大抵の生徒は束ねていましたけれど、あの人はおかっぱにしていました。
(出典:小川国夫『逸民』)
・お城の茶坊主の服装をして、髪をおかっぱにした可愛らしい子供の人形だ。
(出典:高橋克彦『偶人館の殺人』)
・三歳ぐらいのおかっぱの女の子を連れた若い母親がいた。
(出典:児玉隆也『ガン病棟の九十九日』)
・おかっぱの娘は、きょとんとした顔をした。
(出典:坂東眞砂子『身辺怪記』)
・四十を越えた禿げ頭の男からおかっぱの女の子までまじっている。
(出典:九鬼周造『祇園の枝垂桜』)
類語
・断髪(だんぱつ)
意味:髪を首筋のあたりで切りそろえた女性の髪形。昭和初期に流行。ボブスタイル。(出典:デジタル大辞泉)
・ワンレングスカット
意味:女性の髪形の一。全体を同じ長さに切りそろえる長髪。ワンレングス。ワンレン。(出典:デジタル大辞泉)
・ショートヘア
意味:短い髪の毛。また、女性の短い髪形の総称。(出典:デジタル大辞泉)
・ボブ
意味:女性の髪形の一。襟首から下に達しない長さで切りそろえたもの。(出典:デジタル大辞泉)
・髪形(かみがた)
意味:切ったり結ったりして整えた髪の形。かみかたち。ヘアスタイル。(出典:デジタル大辞泉)