清新
「清新さが感じられる」などのように使う「清新」という言葉。
「清新」は、音読みで「せいしん」と読みます。
「清新」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「清新」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
清新の意味
「清新」には次の意味があります。
・ 新鮮でいきいきしていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「清々しい」や「新しい」という形容詞から連想されるように、「清らかで新しいさま」を表現しています。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は清新な改革派の政治家という虚像に敗れ去ったのではないでしょうか。
(出典:柳美里『自殺』)
・けれども私には清新な溌剌としたものとして、彼女は印象したのであった。
(出典:倉田百三『光り合ういのち』)
・当時の読書界がどんなふうにこの清新な作品を評価したでしょうか。
(出典:アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』)
・だが、若い藩主に替わったことで、城下には清新の気が漂い始めていた。
(出典:葉室麟『蜩ノ記』)
・文科的に自由な清新な空気は教室のどこにも存在しなかった。
(出典:菊池寛『無名作家の日記』)
類語
・生新(せいしん)
意味:いきいきとして新しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・瑞々しい(みずみずしい)
意味:光沢があって若々しい。また、新鮮で生気がある。(出典:デジタル大辞泉)
・清爽(せいそう)
意味:清くさわやかなこと。さっぱりして気持ちがよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・爽快(そうかい)
意味:さわやかで気持ちがよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・フレッシュ(ふれっしゅ)
意味:新鮮でさわやかなさま。生き生きしているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)