法度
「武家法度」などのように使う「法度」という言葉。
「法度」は、「はっと」と読みます。
「法度」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「法度」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
法度の意味
「法度」には次の意味があります。
・おきて。さだめ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「法度」をわかりやすく言うと「法律、決まり」という意味になります。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・村では法度はっとまで出してこのしきたりを厳しく守り続けているといいます。
(出典:柳宗悦『民芸四十年』)
・むろん法度からはずれた商売なので、女たちの肉はひそかにひさがれる。
(出典:藤沢周平『回天の門』)
・まだ武家法度など定まらぬ時で、武士と武士の意地をかけた喧嘩である。
(出典:五味康祐『十二人の剣豪』)
類語
・法律(ほうりつ)
意味:法と律。国法と刑律。のっとるべき規律。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・掟(おきて)
意味:公にきめられた規定。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・きまり
意味:よりどころとして定められている事柄。(出典:デジタル大辞泉)