授受
「金品を授受する」などのように使う「授受」という言葉。
「授受」は、音読みで「じゅじゅ」と読みます。
「授受」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「授受」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
授受の意味
「授受」には次の意味があります。
・さずけることと受け取ること。受け渡し。(出典:デジタル大辞泉)
「授受」の「授」は手渡すことや授けることを意味し、「受」は受け取ることや受け入れることを意味するため、「授受」は手渡すことと受け取ることの両方を指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・捜査員の大半は、コース上のどの点かが、実際の授受地点だと考えていた。
(出典:天藤真『大誘拐』)
・初代ルッケンス以来の天剣授受者となった兄が家族にとっては全てだった。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス3 センチメンタル・ヴォイス』)
・そんな異常な場所に居続けるからこそ、天剣授受者という存在がいる。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス4 コンフィデンシャル・コール』)
・犯人が、身代金授受現場の変更を指示するのはめずらしいことではない。
(出典:海月ルイ『十四番目の月』)
・身代金の授受に飛行機を使うのは、たしかに優れた方法の一つである。
(出典:天藤真『大誘拐』)
類語
・交換(こうかん)
意味: 取りかえること。また、互いにやり取りすること。(出典:デジタル大辞泉)
・応酬(おうしゅう)
意味: 互いにやり取りすること。また、先方からしてきたことに対して、こちらからもやり返すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・エクスチェンジ(えくすちぇんじ)
意味: 交換すること。両替すること。また、その場所。(出典:デジタル大辞泉)
・贈答(ぞうとう)
意味:品物・詩歌などをおくったり、おくり返したりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・受渡し(うけわたし)
意味:受け取ることと渡すこと。(出典:デジタル大辞泉)