天衣無縫とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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天衣無縫

「天衣無縫な作品」などのように使う「天衣無縫」という言葉。

「天衣無縫」は、音読みで「てんいむほう」と読みます。

「天衣無縫」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「天衣無縫」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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天衣無縫の意味

「天衣無縫」には次の二つの意味があります。

1 天人の衣服には縫い目のあとがないこと。転じて、詩や文章などに、技巧のあとが見えず自然であって、しかも完全無欠で美しいこと。また、そのさま。
2 天真爛漫(てんしんらんまん)なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

天衣無縫の意味①「天人の衣服には縫い目のあとがないこと。転じて、詩や文章などに、技巧のあとが見えず自然であって、しかも完全無欠で美しいこと。また、そのさま。」

「天衣無縫」の一つ目の意味は「天人の衣服には縫い目のあとがないこと。転じて、詩や文章などに、技巧のあとが見えず自然であって、しかも完全無欠で美しいこと。また、そのさま。」です。

人や作品などの良さを表すときに使われます。
「天衣無縫な作品」で「自然で美しい作品」という意味になります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・それは、その天衣無縫の性格と神変自在の画技と、自分の仕事に対する純粋な没入性であった。
(出典:山田風太郎『八犬傳(上)』)

・しかし、色も素材も違うモザイクを繋ぎ合わせたみたいなその天衣無縫な書き方が魅力だ。
(出典:坂東眞砂子『身辺怪記』)

・如何にも天衣無縫らしく見せかけてあるが、実は方々に縫い目が見えているというような場合が案外に少なくないものである。
(出典:藤島武二『画室の言葉』)

・先刻、精姫様の御部屋で踊った其方、天衣無縫の踊りであった。
(出典:平岩弓枝『ちっちゃなかみさん』)

類語

完全無欠かんぜんむけつ
意味:欠点や不足がなくて、非のうちどころのないこと。(出典:デジタル大辞泉)

端正たんせい
意味:顔だちなどが美しく整っていること。(出典:デジタル大辞泉)

魅力的みりょくてき
意味:人の心をひきつけるような力のあるさま。出典:デジタル大辞泉)

端麗たんれい
意味:姿・形が整っていて、美しいこと。(出典:デジタル大辞泉)

天衣無縫の意味②「天真爛漫(てんしんらんまん)なこと。また、そのさま。」

「天衣無縫」の二つ目の意味は「天真爛漫(てんしんらんまん)なこと。また、そのさま。」です。

「天衣無縫な姿」で「素直で無邪気な姿」という意味になります。
「天真爛漫」、「純真無垢」などと似た意味で、人間に対して使うことが多いです。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・けげんな表情ながら、この主人の天衣無縫、傍若無人ぶりにはよく経験があるとみえて、武士はその女六部のそばへ近づいた。
(出典:山田風太郎『銀河忍法帖』)

・男振りも男振りだが、わたしはあの男の天衣無縫ぶりに大きな魅力をかんじるんですよ。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 横溝正史 「魔女の暦」』)

・しかし純真な花散里が天衣無縫にいい放つ言葉には毒がなくて、人を傷つけるものではない。
(出典:田辺聖子『源氏紙風船』)

・よくいえば天衣無縫、悪く見ればめちゃくちゃな行状をほしいままにする秀康には、敵が多い。
(出典:山田風太郎『忍法流水抄』)

類語

天真爛漫てんしんらんまん
意味:飾ったり気どったりせず、ありのままであること。(出典:デジタル大辞泉)

純真無垢じゅんしんむく
意味:清らかでけがれを知らず、心に邪心がまったくないこと。(出典:デジタル大辞泉)

無邪気むじゃき
意味:素直で悪気がないこと。(出典:デジタル大辞泉)

無垢むく
意味:けがれがなく純真なこと。(出典:デジタル大辞泉)

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