取り急ぎとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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取り急ぎ

「取り急ぎ報告いたします」などのように使う「取り急ぎ」という言葉。

「取り急ぎ」は、訓読みで「とりいそぎ」と読みます。

「取り急ぎ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「取り急ぎ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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取り急ぎの意味

「取り急ぎ」には次の二つの意味があります。

1 たいへんに急いでいるさまを表わす語。主に手紙などで用いられる。
2 たいへんに急いでする。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

取り急ぎの意味①「たいへんに急いでいるさまを表わす語。主に手紙などで用いられる。」

「取り急ぎ」の一つ目の意味は「たいへんに急いでいるさまを表わす語。主に手紙などで用いられる。」です。

副詞として動詞を修飾します。「取り急ぎ報告いたします」は「大急ぎでお知らせします」という意味です。迅速さを最優先にしているということになるため、丁寧さに欠ける印象を与える場合があります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・帰国した通産大臣が取り急ぎ官邸に向かった後を追って来たのだ。
(出典:堺屋太一『油断!』)

・期日までに仕事をしあげなければなりませんので、取り急ぎ一筆さしあげます。
(出典:ドストエフスキー/北垣信行訳『貧しき人びと』)

・お客様のお忘れ物と思いますので、取り急ぎお送りいたします、という文面だった。
(出典:泡坂妻夫『折鶴』)

・哲也は知子からの電話に、取り急ぎ駆けつけたのである。
(出典:三浦綾子『雨はあした晴れるだろう』)

類語

至急(しきゅう)
意味:非常に急ぐこと。大急ぎ。(出典:デジタル大辞泉)

大急ぎ(おおいそぎ)
意味:たいへん急ぐこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

緊急(きんきゅう)
意味:重大で即座に対応しなければならないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

迅速(じんそく)
意味:物事の進みぐあいや行動などが非常に速いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

取り急ぎの意味②「たいへんに急いでする。」

「取り急ぎ」の二つ目の意味は「たいへんに急いでする。」です。

副詞として使う一つ目の意味とは異なり、「取り急ぐ」という動詞としての使い方です。例えば「出発を取り急ぎ、連絡するのは後にした」というとこちらの意味になります。「取り」は、うしろの語を強めるはたらきをする接頭語です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・此方も取急ぎますから出て行きました。
(出典:鈴木行三『塩原多助一代記』)

・だから、自分からも、主君にそうおすすめ申すから、貴国のほうでも、即刻お取急ぎ下さるように。
(出典:吉川英治『三国志』)

・明治四十年九月四日戸川明三あての漱石書簡に「小生の家主家賃を上げる事に堪能なる人物にて二十七円を忽ち三十円と致し今や三十円を三十五円と致さんと準備中にて此方も御同様立退の準備取り急ぎ候」とある。
(出典:夏目漱石『三四郎』)

・妾は古井、稲垣両氏と長崎に至る約にてその用意を取り急ぎおりしに、出立の一両日前、重井、葉石、古井の三氏および今回出資せる越中富山の米相場師某ら稲垣と共に新町遊廓に豪遊を試み、妾も図らずその席に招かれぬ。
(出典:福田英子『妾の半生涯』)

類語

急ぐ(いそぐ)
意味:早く目的を達するように行動する。早くやろうとする。(出典:デジタル大辞泉)

早める(はやめる)
意味:時期・時刻をはやくする。(出典:デジタル大辞泉)

急く(せく)
意味:せきたてる。急がせる。(出典:デジタル大辞泉)

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