きな臭いとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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きな臭い

「きな臭い空気が流れ込んできた」などのように使う「きな臭い」という言葉。

「きな臭い」は、訓読みで「きなくさい」と読みます。

「きな臭い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「きな臭い」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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きな臭いの意味

「きな臭い」には次の三つの意味があります。

1 紙や布などのこげるにおいがする。こげくさい。
2 《硝煙のにおいがすることから》戦争・動乱などの起こりそうな気配がする。
3 なんとなく怪しい。うさんくさい。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

きな臭いの意味①「紙や布などのこげるにおいがする。こげくさい。」

「きな臭い」の一つ目の意味は「紙や布などのこげるにおいがする。こげくさい。」です。

本来燃えることが想定されていない物(紙や布など)が燃え、焦げるにおいがする際に使われます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・どこからともなく煙が忍び込んできて、三階の廊下もきな臭くなってきた。
(出典:宮部みゆき『クロスファイア上巻』)

・ぼろの火はきな臭い匂いをさせながら煙を上げて格子の内に入った。
(出典:松本清張『無宿人別帳』)

・風向きが変わったのか、はっきりときな臭いにおいが漂ってきたのだ。
(出典:畠中恵『百万の手』)

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類語

・焦げ臭い(こげくさい)
意味:物が焦げたようなにおいがする。(出典:デジタル大辞泉)

・紙子臭い(かんこくさい)
意味:《「かんこ」は「かみこ」の音変化。近世語》紙などの焦げるにおいがする。焦げ臭い。(出典:デジタル大辞泉)

・鼻をつく(はなをつく)
意味:においが強く鼻を刺激する。(出典:デジタル大辞泉)

きな臭いの意味②「《硝煙のにおいがすることから》戦争・動乱などの起こりそうな気配がする。」

「きな臭い」の二つ目の意味は「《硝煙のにおいがすることから》戦争・動乱などの起こりそうな気配がする。」です。

①の意味が転じて、「争いが起こる予感」を指すようになりました。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ ところが六〇年代も終わりに近づくにつれて、世の中がだんだんきな臭くなってきた。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)

・政治に興味はなかったが、昨今のきな臭いハルケギニアに住んでいれば、いやでも耳に入ってくる。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第4巻〈誓約の水精霊〉』)

・おそらく、十年前、世界を覆うきな臭い空気を感じた政府関係者が、有名な占い師を使い、世界の未来を読もうとしたのだ。
(出典:桜庭一樹『GOSICK 第1巻』)

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類語

・物騒(ぶっそう)
意味:よくない事が起きたり起こしたりしそうな危険な感じがすること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

・殺伐(さつばつ)
意味:殺気が感じられるさま。また、うるおいやあたたかみの感じられないさま。(出典:デジタル大辞泉)

・不穏(ふおん)
意味:おだやかでないこと。状況が不安定で危機や危険をはらんでいること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

きな臭いの意味③「なんとなく怪しい。うさんくさい。」

「きな臭い」の三つ目の意味は「なんとなく怪しい。うさんくさい。」です。

②の意味が転じて、本当らしくない、裏がありそうな、といった意味を持つようになりました。
「怪しい雰囲気のある」人や物に対して、何か物事が起きる前に使われます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・奥光利夫の身辺を捜査するほどにきな臭いにおいが立ちこめてきた。
(出典:森村誠一『殺人の赴任』)

・ 神保の場合、彼が何者で、どこからきたのかさえ判らないのだ。そんな者を相手に、きな臭い真似はしたくない。
(出典:小林信彦『怪物がめざめる夜』)

・彼女の態度になにか、きな臭いものを感じたらしい。
(出典:高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第08巻』)

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類語

・胡散臭い(うさんくさい)
意味:どことなく怪しい。疑わしい。油断ができない。(出典:デジタル大辞泉)

・怪しい(あやしい)
意味:行動や状況が不審である。疑わしい。(出典:デジタル大辞泉)

・訝しい(いぶかしい)
意味:物事が不明であることを怪しく思うさま。疑わしい。(出典:デジタル大辞泉)

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