敬う
「相手を敬う」などのように使う「敬う」という言葉。
「敬う」は、訓読みで「うやまう」と読みます。
「敬う」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「敬う」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
敬うの意味
「敬う」には次の意味があります。
・人や神仏を尊いものと考え、それを行動や態度に表す。あがめる。尊敬する。(出典:大辞林 第三版)
「敬う」をわかりやすく言うと「対象を尊いものとして認め、大切に扱う」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ヨブがあなたを敬うのは、あなたが彼の一族や財産を守っているからです。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・女性的な思考とは、女に備わっているからこそ敬うべきものであるのに。
(出典:佐藤大輔『皇国の守護者2 名誉なき勝利』)
・神に対する敬いを忘れて天に至ろうとする傲慢な人間に対し、天は怒り。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 08 祭囃編』)
・この国の誰もがそれを知っているからこそ、千年もの間朝廷を敬ってきた。
(出典:安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(上)』)
・彼らの意識の中では国王というものは敬わなければならないものなのだ。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第02巻 「黄金の戦女神」』)
類語
・崇める(あがめる)
意味:きわめて尊いものとして敬う。(出典:デジタル大辞泉)
・敬畏(けいい)
意味:うやまいおそれること。深く敬うこと。(出典:大辞林 第三版)
・敬愛(けいあい)
意味:尊敬し、親しみの心を持つこと。(出典:大辞林 第三版)
・尊敬(そんけい)
意味:その人の人格をとうといものと認めてうやまうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・敬愛(けいあい)
意味:うやまって大切にすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)