俊敏
「俊敏な動き」などのように使う「俊敏」という言葉。
「俊敏」は、音読みで「しゅんびん」と読みます。
「俊敏」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「俊敏」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
俊敏の意味
「俊敏」には次の意味があります。
・才知がすぐれていて判断や行動がすばやいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
例えば仕事で不足な事態があった際に、素早く対応し解決してしまう人を「俊敏な人」と表現します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・話の流れに慌てて乗ったように、目の前の棚にあるお菓子を俊敏に掴む。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第2巻』)
・栗毛の馬はポロ競技に使っていたことがあるそうで、動きは俊敏だった。
(出典:山際淳司『ダブルボギークラブへようこそ』)
・おえんは女にしては俊敏なはずだが、抵抗する余地はほとんどなかった。
(出典:南原幹雄『付き馬屋おえん吉原御法度』)
・信長勢が俊敏な狼だとすれば、この者たちは飾り立てた鈍重な牛である。
(出典:安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(下)』)
・躰をひねって刀を抜こうとしたが、このとき又蔵が俊敏な動き方をした。
(出典:藤沢周平『又蔵の火』)
類語
・利口(りこう)
意味:頭がよいこと。賢いこと。また、そのさま。利発。(出典:デジタル大辞泉)
・聡明(そうめい)
意味:物事の理解が早く賢いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・鋭利(えいり)
意味:才知の鋭いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・賢い(かしこい)
意味:頭の働きが鋭く、知能にすぐれている。利口だ。賢明だ。(出典:デジタル大辞泉)
・賢明(けんめい)
意味:かしこくて、物事の判断が適切であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)